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釣りガール アトミックスライダーのイメージガール高橋 恵

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アトミックスライダーの開発に携わった大物釣り師によるインプレ対談

「アトミックスライダー投」開発に関わった実力派大物投げ釣り師によるインプレ対談

出演者のプロフィール

片岡洋次朗(かたおかようじろう):滋賀県守山市在住 昭和51年生まれ 中学生の頃から投げ釣りにのめり込む。投げ釣りが大好きな若者たちが集まった滋賀投友会の会長を務める。いつも笑顔を絶やさずワイワイと楽しく釣るのが信条でクラブ内では「にぎやかし」とあだ名され人間味溢れる氏の人柄を慕って入会する投げ釣り師も多い。大物との出会いと夢を求めての釣行が大好きで北海道から九州まで広く釣り歩いている。仕事柄、日曜しか休めないが釣れると確信すれば日帰りでも対馬へ遠征する程の行動力を持っている。熱血漢の大物キャスターであるが、妻子を大切にするマイホームパパでもあり、家族揃っての微笑ましい休日釣行記をしばしばクラブのホームページ上で公開している。     西岡映吏(にしおかえいり):大阪府高槻市在住 昭和42年生まれ 兵庫県の投げ釣り名門クラブ「レインボーキャスターズ(全日本サーフ連盟所属)」に所属。全日本サーフ連盟の大物号数289号(平成23年1月末現在)。大物号数300号満願達成と記録更新級との出会いを求めて全国に遠征する行動派釣り師で大物を釣らせたら右に出るものはいない程、誰もが認める実力派。ポイントを見切る目と繊細な釣りには定評があり特にカレイ釣りでは関西在住ながら60センチオーバーのイシガレイ3枚、マコガレイも57センチを筆頭に50センチオーバー20枚以上と地元東北のキャスターも驚愕の実績を誇る。タオルを頭にハチマキのように巻いて奮闘する釣り姿は大物釣り師の間では有名。月刊「関西のつり」の執筆をはじめテレビ出演経験もある。

片岡洋次朗氏所属の滋賀投友会 TEAM投鬼(なげおに)

全日本サーフ連盟大阪協会所属。平均年齢35歳の若き集団は今、最も熱く躍動している実力派・行動派の大物投げ釣りクラブとして全国に知られている。全日本サーフ連盟が毎月発表する大物ニュース速報には毎回ズラリと彼らの名前が掲示され、数年前には全日本サーフ連盟の魚拓申請数で全国NO.1の栄誉にも輝いている。

「投げ釣りを愛する気持ちは誰にも負けない」と自負するメンバーたちは大物が釣れると聞けばヤル気満々で愛車ハイエース「1091号」に投げ竿を積み込んで全国津々浦々まで飛んでいく。

また、週末釣行だけで物足りない熱き者たちは平日夜にも「夜練」と称した釣行を敢行し、あり余るパワーを発散するという。釣行後にはクラブのホームページで成果が続々と報告され、大物を求めて駆け回る彼らの姿はいつの頃からか「投鬼」と呼ばれクラブの代名詞となっている。

写真:投鬼メンバー

二人とも満願の300号まであと僅か!? 全国の釣り場を股にかける全日本サーフ連盟屈指の大物派投げ釣り師

本対談の内容には東北方面の釣りに関するコメントがありますが対談収録は東日本大震災が発生する前に行われております。何卒、ご了解賜りますようお願い申し上げます。東日本大震災で被災された方々には心よりお見舞い申し上げます。1日も早い復旧をお祈り申し上げます。

話者 コメント
司会 アトミックスライダーの開発にあたっては全国たくさんの大物投げ釣り師にご協力をいただきましたが
その中でも滋賀投友会会長の片岡洋次朗さんとレインボーキャスターズの西岡映吏さんには当初からいろいろとフィールドテストをお願いしてきました。
お二人とも全国の釣り場を股にかける全日本サーフ連盟屈指の大物派投げ釣り師として知られています。
今日はお二人自身の投げ釣り、そしてアトミックスライダーのフィールドテストを通じての使用感についてお話を伺っていきたいと思います。よろしくお願いします。
司会 さっそくですが今、狙いを定めておられる魚は何ですか?
片岡 そりゃ、もう尾っぽの長い奴。C・Dランクのノドクサリ。通称、尾長ガッチョ!(ヨメゴチ)
(*ノドクサリ Cランク35センチ~ Dランク 40センチ~)
司会 えっ?いきなり尾長ガッチョですか?
35センチのキスや1メートルのマダイとかいう答えを想定していたのですが・・・
片岡 ハハハ。そりゃそうですね。もちろんキスやマダイも追い求めていますよ。
でも今はこいつが釣れるポイントをなんとか探し出したいと日々考えているのです。
この尾長ガッチョが釣れると大物号数が一気に上がりますしね。
司会 今、全日本サーフの大物号数はどの位なのですか?
片岡 287号です。西岡さんは289号ですよね!
司会 すごいですね!お二人とも、もう満願の300号まであと僅かじゃないですか?
西岡 ところが、この僅かが気が遠くなる程のイバラの道のりなんですよ。
あと、残っているのがノドクサリのC・Dランクの他、キスとベラのDランク
(*Dランク キス=35センチ~ キュウセンベラ=33センチ~)
先日、ようやくヒラメが終了したところですが・・・これもしんどかったなあ。
片岡 尾長ガッチョは一か所ポイントを見つけたらたぶん何とかなりそうな気がします。
現に釣っている人もおられますからね。
西岡 あれはやっぱり狙いどころがありますね。
片岡 やっぱり尾長ガッチョをなんとかしたいな。
司会 いきなりマニアックな魚の話題になってしまいましたね。(笑)
尾長ガッチョは西岡さんは何年か前に鹿児島県で確か40センチを超えるDランクを釣っておられますね?
尾長ガッチョは一般的に水深があるところに生息しているといいますが、釣られたのはやっぱり深いポイントですか?
西岡 いやいや、それが意外に10メートルもないような浅いポイントでした。
産卵かなんかのきっかけで浅いところに寄ってくるのでしょうね。
本来は沖に大きなサイズがいくらでもいるという話ですし。
司会 確かに・・・投げ釣りで届かない範囲にはいるようですね。
和歌山のとある港でフランス料理に使うって40~50センチのヨメゴチがどっさり水揚げされるという話を聞いたことがあります。
西岡 2キロ、3キロ・・・いや、もっと沖かなあ。
司会 そんな尾長ガッチョが、いつ、どういうきっかけで浅場に寄ってくるかを考えるのもまた投げ釣りの楽しい要素ですね。
片岡 どこかに釣れるところが必ずあるはずやと思うんです。
暇な時にダイビングの雑誌やホームページなんかも見て考えてますよ。
ダイバーには人気のある魚みたいですからね。
西岡 ダイビングのホームページで静岡県の大瀬崎とかよく出てくるなあ。
でもこれや!という確たる情報はなかなかないのです。
片岡 ほんまほんま(笑)
西岡 それで、最後に残るのがキスとベラのDランクになるのでしょうねきっと。
片岡 さあ、どっちを先に埋めようとするかな。僕はキスより先にまずベラかな。
鹿児島県の内之浦とか行ってみたいな。
西岡 私は先にキスかな。

夜練―仕事終わってから夜中に竿出しして・・・

話者 コメント
片岡 キスのDは難しいなあ。やっぱ集中して実績のある五島列島に通わなけばいけないですね。
司会 五島列島以外だったらやはり対馬とかですか?
片岡 そうなりますかね。でも昨年は淡路島でもDランク出ましたからね。あれは驚きました。
あとは意外と島根半島でも出そうな気がします。過去には結構35センチ超えるのが出てますし。
西岡 いや、実は隠岐でも釣れるんと違うかな?
ここ最近の隠岐は、一時に比べたら釣れるキスのサイズが格段に大きくなっているような気がします。
これも温暖化の影響なのでしょうか?島前の浦郷湾とかでも尺ギスが結構出るようになってきました。
レインボーキャスターズでは昨年に笹尾氏が33センチ近いのを釣ってますよ。
片岡 結局、往年の釣り場が復活してきてるのでしょうか?
西岡 逆に対馬なんか以前に比べたら全然釣れなくなってきていますよね。
33センチ位のがちょこっと出る位で、35センチなんか知る限りではもう何年も出ていないですね。
司会 お二人とも今の大物号数にたどり着くまでどの位の期間がかかりましたか?
片岡 僕は結構、全日本サーフの在籍が長いですからね。真剣に狙い出してから10年位です。
最初は大物号数とか気にせずに200号位まで行ったかな。
でも他の人が250号とか270号って言うから、ほな僕も、もうちょっと頑張ってみたらなんとかなるかなって。
西岡 私も全日本サーフに入って今年で10年目。大物号数を意識しだしたのが入って3年目位の時ですね。
200号までは早かったです。でもそこから250号と270号の壁を超えるのがキツかった。
司会 どの対象魚が難しかったですか?
片岡 やっぱりノドクサリですね。まだ埋まりませんが。あとヒラメ。
西岡 うんうん。それとベラも大変です。
司会 滋賀投友会の皆さんは行動がパワフルですね。ホームページの釣行記がほぼ毎週更新されていますね。片岡さんは今、年齢おいくつですか?
片岡 僕は今年誕生日が来たら35歳です。クラブの仲間も似たような年が多いです。
僕でだいたい月に2~3回、日曜日に釣行することが多いのですが須藤君みたいにとにかくどこでもいいから毎週、竿出さないと我慢できないクラブ員も多いのですよ。
それで週末だけじゃ飽き足らず、平日も仕事終わってから行くクラブ員もいる始末です(笑)。
西岡 「夜練」てやつやね(笑)
片岡 仕事終わってから夜中に竿出しして夜明け前に納竿して、そのまま朝から何食わぬ顔してまた仕事場に行くのです。(笑)
司会 すごい行動力ですね。そんな無茶を続けたらそのうち体を壊しますよ(笑)
西岡 まあ、あと数年したら体力ヘタってくるよ(笑)。私も含めて周りの同年代の釣り師は皆そうやもん。
でも今、滋賀投友会は30歳台前半の若手主体でクラブ自体に勢いがありますからね。
レインボーキャスターズもそういう時がありましたね。ちょうど今から7~10年位前でしょうか。
日本中を皆で駆け回って日本記録やとか協会記録やとかいっぱい釣ったものです。
司会 滋賀投友会のホームページを拝見させていただきましたが釣り以外の部分でも皆でワイワイ楽しんでいるって感じが伝わってきます。
自動車も皆ハイエースでナンバーも「1091(イレグイ)」なんですね。
投鬼グッズなんかもユニークでとても楽しそうです。
司会 次に西岡さんにお伺いしたいのですが、西岡さんは関西在住ながら東北へ遠征し、50センチオーバーのカレイをたくさん釣ってますよね。
確かイシガレイは60センチオーバーが3枚、マコガレイは57センチを頭に数知れず・・・ナメタガレイもそうですね。年に数回の遠征でこの釣果は驚異的だと思います。
これだけの釣果を上げる事ができた要因って何だと思いますか?参考までに教えていただけませんか?
西岡 そりゃ第一にはマメな打ち返しでしょ。それと餌をケチらずたっぷり付けることでしょうかね。
青イソメなんか1つの針に10匹以上は付けますよ。青ダンゴって車谷副会長が名付けてますわ(笑)
最後まであきらめない粘りも大切です。
片岡 やっぱ・・・打ち返しやなあ。

ここと自分が決めたポイントで信じて釣ることですね。

話者 コメント
司会 マシンガンキャストというやつですね。納竿までひたすら打ち返す。
西岡 それと、ここと自分が決めたポイントで信じて釣ることですね。
たぶんカレイなんかは絶対にそうだと思います。あきらめずに打ち返しを続けていたら必ず1回や2回は時合いが来ると思います。
それと、狙いを定めた釣り場に通ってたら、例えば牡鹿半島の寄磯港でしたら波止の先端や根元とかからこの方向に何メートル投げたところで何匹釣れたとか、自分や他人の釣果を見る度に頭の中にデータベースが構築されてくるのです。
そうすると仮に狙いのポイントに先客がいても、じゃあ波止の真ん中からだったらこの方向に何メートルとか対応ができるのです。
司会 ここ最近は寄磯港もパッとした大釣果の話を耳にしなくなりましたね。
西岡 いや、真剣に通えば釣れると思いますよ。
確かに波止の外側が高くなって釣りにくさに拍車をかけているので敬遠されがちになっているのは否めないでしょう。
地元の方は寄磯にこだわらなくても他にすばらしい釣り場がたくさんありますからね。
でもホヤの殻を廃棄するなど魚が寄りやすい釣り場のはずです。
1~2回行ってダメだったと結論づけるのは早計だと思います。
私なんかどれだけボーズの憂き目に遭ったことか・・・
飛行機乗って高い費用かけて東北まで行って丸ボーズですよ。
そりゃ辛いの悲しいの言葉に表せません。
司会 皆さん、栄光の陰に地道な努力の積み重ねがあるのですね。
司会 話は変わりますが、お二人が釣りをはじめたきっかけになど聞かせていただけませんか?
片岡 僕は小学校4年の時に家の近所の川でフナとか釣ったのが最初だったかな。
それで5年生の時に親父がルアー竿を買ってくれまして・・・中学卒業まではバス釣りにハマリましたね。
まあ琵琶湖も近かったこともありますし。
それと平行してですが滋賀投友会の元会長が伯父さんだったものですから2か月に1回位は海に投げ釣りに連れて行ってもらってました。
司会 滋賀投友会って歴史があるクラブですよね。
昔、月刊「関西のつり」にも出てたような・・・
片岡 それウチの長谷川さんですよ。
でもバス釣りの傍ら、投げ釣りもやる中で、本格的にクラブにも入りたいなと思ったのですが伯父さんから
「高校生になってバイトでエサ代稼げるようになってからにしなさい。」と言われたんです。
それで高校入って晴れてクラブに入会させてもらいました。それからはもう投げ釣りばっかりです。
司会 片岡さんは若い頃、金色に染めた髪の毛がトレードマークでしたよね。
片岡 ハハハ。あれは結婚する前です・・・うーんと22歳位の時かな
今でもよく言われますね。「オマエあのキンパツやった片岡か?」って(笑)
西岡 私は小学校5年生の時です。
同級生の友達に「投げ釣りに行こう」って誘われてついて行ったのが最初ですね。
この同級生がこれがまたとんでもなく、カレイにキスにチヌにマダイとものすごく良く釣るのです。
悔しいけど今も彼には絶対にかなわない。道具の出す速さから餌付けて投げて釣ることまで何から何まで師匠なんですよ。
片岡 えーっ?今でもですか?西岡さん竿出すのむちゃくちゃ早いですよ!
西岡 そう、今でも絶対にかなわへん(笑)
司会 投げ釣り以外の釣りはされないのですか?
西岡 投げ釣りにどっぷり一辺倒ですね。他の釣りは全くできません(笑)
中学卒業位まで毎週日曜日にその同級生と一緒に住吉大社5時6分発の南海電車の始発に乗って泉南の岬公園とか淡輪とか、時にはバスに乗り継いで小島とか、たいていのポイントで竿を出しましたよ。
これが今の自分の釣りの基礎となっているような気がします。
あの頃は、釣りに行く前の日はうれしくてうれしくていつも寝られへんかったな。今もそうやけど(笑)
片岡 僕は逆に夏は引本とか、いわゆる紀東で、冬は鳥羽など伊勢志摩方面ばっかりでした。
住んでいるところが滋賀という事と、当時のクラブ会長がそっち方面のポイントに精通してましたからね。
片岡 それで、そのうち他の釣り場にも行ってみたくなって雑誌とかポイントガイドを買ってきては穴があくほど読んでました。
特に月刊「関西のつり」は近場から遠征までいろんな投げ釣りが紹介されていたから面白く、お気に入りの雑誌でした。
掲載されている記事を見ては頑張ってお金貯めていつか東北とか遠征してみたいなあって夢をもらいましたね。東北まで遠征したら僕にも50センチのカレイが釣れるかなあって。
西岡 遠征は夢がありますね。この夢を膨らますのも釣りの楽しさだと思います。
さあ、次は東北へ遠征するぞと思うと仕事だってもうちょっと頑張ろう!と相乗効果が湧くのです。
家庭サービスもしておかないとね。家族の理解を得るのも大切ですから。
司会 今のお二人の活躍ぶりからすると昔、泉南や鳥羽や紀東で鍛えられた釣りは全国で通用するということですね?

「これが俺が求めていた道糸や!」と!思いました。

話者 コメント
西岡 もちろんです。泉南は今でも私の中では特別なんです。
最高の思い出の詰まったすばらしい釣り場なんです。
片岡 うんうん。僕もそうやわ。
西岡 それで社会人になってからは今度は人が入っていない釣り場に行きたくなって、船の免許を取って船外機付のゴムボートを買って泉南の友ケ島とか中紀初島の沖にある地の島とかに渡っては竿を出したのですが、チヌやスズキがよく釣れましたよ。
30センチ近い大きなキスが釣れてびっくりしたことも何度もあります。
司会 それでは「アトミックスライダー投」について話を聞かせてください。
お二人には開発段階から何度もフィールドテストをお願いしましたし、貴重な意見もたくさん頂戴しましたね。
最初は黄色の試作品をお渡しして透明、ブルーといろんなカラーをテストしながら最終的にこのオレンジにたどり着きました。
片岡 色はテストを重ねるうちによくなっていきましたよね。
このオレンジは昼でも夜でも本当によく見えてくれますよ。
遠くのポイントを狙う投げ釣りですからラインを選ぶ上で視認性は重要な要素ですね。
西岡 それとやっぱり強いわ。ホンマに強い。
片岡 いや確かに強いと思いますよ。
僕はどちらかと言うと一度これ!と決めた製品はなかなか変えないタイプで、
某メーカーの最上級クラスの道糸をずっと愛用していたのですが、
昨年、常磐の大洗沖堤にヒラメを狙いに行った時に隣で竿を出していた西岡さんが、外道でごっついエイを連発でハリがかりさせたのですが、エイの強烈な引きに糸も出さずに耐えて寄せてくるの見て「なんて強い道糸や!」と。
しかも3号と聞いてまたびっくり!これが「アトミックスライダー投」との出会いでした。
それでもう使ってみたくて仕方なくなりフィールドテストのメンバーに加えてもらったのですが、
数日後に自分がはじめて使った瞬間、「これが俺が求めていた道糸や!」と!思いました。
司会 具体的にどのような時に強いと感じますか?
西岡 一番簡単に体感できるのは根がかり外す時ですよ。
道糸を引っ張ってもなかなか切れません。ホンマに切れないですよ。冗談なしに(笑)
西岡 それと「アトミックスライダー投」は糸の伸びを少し抑えてあるのと比重が重たいところに特徴がありますね。
比重が重たいので投入後のラインの沈みが早く船舶の往来が激しい釣り場などでは大変使いやすいですね。
フロロカーボンの糸のように完全に沈まない・・・適度に沈んでくれるのでGOODですよ。
片岡 比重が重たく、伸びを適度に抑えてあるので潮流が速い釣り場での使いやすさは抜群だと思います。
伸びを抑えていると聞くと「弱いのとちがうの?」と思われるかもしれませんが、これがまたびっくりする程、強いのです。
西岡 今年の1月に鹿児島県の桜島で53センチのイラを釣りましたが「アトミックスライダー投」の3号ですよ。
イラってめちゃくちゃに引きが強い魚ですよ。投げ竿が弓なりに曲がって強烈な引きになんどものされかけました。
横で見ていた池野さんが「大丈夫ですか」って心配するんですが足元までようやく寄せてきて・・・
かなり強引にやりとりしたんですが「やっぱこの糸切れへんわ。やっぱ強いわ」と浮いた魚見てびっくりでした。このイラは今、全日本サーフ兵庫協会記録として申請中です。
片岡 僕も年末に「アトミックスライダー投」の3号でイラを釣りましたよ。これは54センチもある超大型でした。
水深が40mもあった深いポイントでカワハギやベラ狙いだったこともあってハリがカレイバリ10号でしたので無理できないから、そろりそろりとリールのハンドル巻いていたのです。
それで、あまりの引きの強さに横で見ていた大宮君が「たぶんこれ獲れへんで」「厳しいかもな」と言ってたのですがそしたら魚が真下まで入ってきて今度はラインが岩に擦れてズリズリ鳴ったのです。
「ああっ根ズレで飛ぶかも」ともう仕方ないので半ば諦めモードでちょっとキツメで巻いたらボコっと、その大きなイラが浮いたのです。
カレイバリは半分伸びていましたが、本当にこのラインは強いし、根ズレにも強いと思った次第です。
司会 磯からの投げ釣りで3号で40メートルの海底からそんな大きな魚を釣り上げる事ができたわけですから
逆に普通の釣り場ならワンランクサイズをダウンした2号で十分通じるのではと思いますが、
その点についてはいかがでしょうか?
西岡 冬の鳥取港の一文字なんかに2号使うといいかもしれませんね。
あそこは遠投力で釣果に大きく差がつくことが多いです。
3号を2号に落とせば飛距離が伸びます。10m飛距離が伸びればカレイ2匹の釣果が極端な話、6匹になったりするのです。
ウチの(レインボーキャスターズ)松尾幸浩会長が鳥取一文字で好釣果を上げているのはこの飛距離の差なんです。
松尾会長は皆さんご存じのとおり日本を代表するキャスティングのトップトーナメンターの一人ですからね。そりゃ普通の人よりよく飛ばしますよ。
それと「アトミックスライダー投」は糸の滑りも抜群ですからね。1~2回投げたらすぐに体感できると思いますよ。
司会 そういう意味では2号をラインアップした値打ちがありますかね。
西岡 皆、道糸の号数を落とせば飛距離が伸びるのもわかっているのです。
でも2号だったら強度的に大丈夫かなと不安になり万一、超大型のカレイが食いついたらと結局、3号や4号を使うわけです。
そういう意味では「アトミックスライダー投」は強度はバツグンですから2号で大型カレイがきても十分対応できますね。今年は遠投の釣り場で2号をバンバン使いたいと思っています。

根や障害物の周りばっかり攻めて行くから道糸の強度がないと絶対にダメなんです。だから強い「アトミックスライダー投」を使うのです。

話者 コメント
西岡 魚とのやりとりはもちろんですが、根がかりでも道糸自体が切れた事は一度もないですね。
だいたい力糸との結び目がパチンと切れます。
この「アトミックスライダー投」は糸が非常に強いからテーパーラインは品質の良い一流品を使わないと、根がかりとかで引っ張り合いをした時に、結び目よりもテーパーライン側で高切れしてしまいますので注意が必要です。
片岡 確かに店頭山積みの特価品などを使ったりするとテーパーラインの方が切れますね。
特に号数の細い2号や3号を使った時はその傾向が大です。
でも僕、実はこの「アトミックスライダー投」の5号を使う時は一回もテーパーライン結んだ事がないのです。
ラインが竿先のガイドのいわゆる負荷がかかるところだけを50センチ~1mほど二本撚りにして使っています。
根がかり多いところではテーパーラインの消耗も激しく経済的ではないし、また、最近はヒラメ釣りとかで軽いオモリを使う事が多いのでテーパーラインを結んで投げるとすぐに失速してしまうので困るのです。
それがこの5号を先だけ2本撚りにして投げると飛距離が出るのです。
西岡 大物号数をUPさせようとヒラメやベラを重点的に狙うようになると力糸を使わない釣りが多くなってくるのです。オモリも15号とか20号とか(笑)
それと他の魚にも言えますが、やみくもに超遠投したからといって大物がよく釣れるというわけではないと思います。
カケアガリや障害物の周りこそ、大きな魚が付いていますね。逆にそんなポイントは結構、ポチャーンと投げて届く近~中投のエリアに集中しているような気がします。
片岡 そうそう!絶対にそうです。
西岡 それで根や障害物の周りばっかり攻めて行くから道糸の強度がないと絶対にダメなんです。
だから強い「アトミックスライダー投」を使うのです(笑)
片岡 テーパーライン使って結束部で切れてしまうのならば、その結束部を使わない発想です。
滋賀投友会でもテーパーラインを使わないメンバーが多くなってきています。
根がかりが激しい釣り場で、その都度、テーパーを巻いていたらすごい時間のロスだし、釣果にも影響すると思います。
西岡 20号のオモリで5号の道糸使ったらフル遠投できますよ。
司会 なるほど。海に向かって思い切り遠くへ投げるのもまた投げ釣りの楽しみですが、お二人がたくさん大物を釣り上げているのは釣り場に応じて道糸やオモリの号数をフレキシブルに使い分けるところにも秘訣があるようですね。
その際、アトミックスライダーは大変強いので信頼できると・・・
西岡 あと、竿も狙う魚によって変えていますよ。昔はBXとかAXと硬い竿が好きだったのですが最近はCXとか軟らかい竿を使う事が増えています。
片岡 僕もそうですね。
仮に軟らかい竿使ってたら小さい針に大きな魚がかかっても「アトミックスライダー投」なら、ゆっくり巻いたら切れることはないですね。
逆にカレイバリ10号でこの道糸使ってゴリゴリ巻いたらたぶんハリが伸びてしまうんと違うかな。(笑)
片岡 ところで西岡さんは仕掛けの二本撚り作ってますか?僕は全く使わない、いわゆる直結なんですが・・
西岡 撚りは作らないですね。直結オンリーで不便を感じた事はありません。最近は1本バリが多いですね。
司会 入門書には二本撚りが必須と書かれていますが・・・
片岡 そりゃ釣り場によっては、カケアゲリでズタズタになるような釣り場では有効かもしれないですけどね。
司会 お二人は大物狙いなので当然ハリスも太いものを使われるのですか?
ハリスの太さで食いが変わる事はあると思いますか?
西岡 うーん、ハリスの太さで食いが変わることはそりゃ多少はあるかもしれませんね。
私の場合、ハリスは5号が基本。で、ヒラメなら6号か7号。隠岐のマダイや渡波のイシガレイなら8号かな。10号巻くのはコロダイみたいに力と力で綱引きする魚を狙う時位かな。
片岡 僕はヒラメはゲン担ぎで7号ですかね。それと僕も10号は使わないですね。
タマンとか狙うのならそれこそ16号とか使う事もありますが。
司会 片岡さんはタマン釣りもされるのですか?
片岡 はい最近は少しやってますよ。石鯛竿やタマン専用竿とかガチガチの竿で狙う人が多いけど僕は普通の投げ釣りのタックルで超大物を釣り上げてみたいですね。
西岡 私も投げ釣りのタックルにこだわる方かな。

投げ釣りは本当にいつも夢がいっぱいです。楽しいですよ!

話者 コメント
片岡 でもテンビンなんかは石鯛テンビンを使ったりしてみたいですね。
僕は隠岐で投げ竿を使って石鯛をけっこう釣りあげましたが石鯛テンビンって面白いと思います。
瀬ズレを使わずにある程度の太いナイロンで直結にすると食いがいいように思います。
底物釣りの分野でもあの「究極の夢追人」藤原敏伸さんは離島のクチジロ狙いでさえも瀬ズレを使わないそうです。
西岡 石鯛テンビンは隠岐の磯からマダイやアコウ狙いとかに使っても面白いかもしれませんね。
司会 お二人とも道糸は何回位の釣行で新しい物に巻き替えておられるのでしょうか?
片岡 5号だったら高切れしなかったら半年位使う事もあります。
ほぼ毎週釣りに行っているので巻き替える時間がないのも大きな理由かもしれません。
それで遠征に行くとか、例えば隠岐に大ダイを狙いにというと心機一転、新しいラインに巻き替えます。
西岡 私も隠岐のマダイを狙いに行く時はいつも新しいラインに巻き替えています。
隠岐は一発メーター級が来るかもしれないスーパーポイントですからね。
通常は、ライン号数の数字を巻き替える回数の目安としています。
例えば3号なら3回の釣行で、5号なら5回で巻き替えるという感じです。
カケアガリのキツい磯などで道糸がズタズタになってしまった場合は仕方なく1回で巻き替える事もあります。
片岡 それは僕ももちろん道糸の状態を見てですよ。ダメだと思えば釣行1回でも巻き替えます。
司会 最後にお二人に伺いたいのですが、今後行ってみたい釣り場ってありますか?
片岡 利尻とか北海道には行ったから今度は伊豆諸島や九州、南西諸島の離島かな。
想像もできないような超大物との出会いがありそう。
司会 沖縄本島なんか80センチオーバーのマゴチが狙えるようですね。
西岡 うーん・・・新しく開拓してみたいと思うのは、九州の大分から宮崎にかけてのエリアかな。
あのエリアは真空地帯じゃないですか?対岸の愛媛県であれだけ釣れるのですから期待十分と思います。難点はアクセスですね。車で行くのがちょっと遠いなあ。
片岡 宮崎だったら日南海岸エリアに行きたいですね。ベラやノドクサリのデカイのがいるかも!
結局今は大物号数を埋めようと考えてしまうのかなあ(笑)
でも大分もアマダイやカワハギのポイントがたくさんありそうですね。ウチの会員で秘かに狙っているのがいます。振り返ると・・全国・・・たいていの釣り場に行ったなあ・・・
西岡 ホンマやなあ。やっぱ最後に残るのは離島になるかな。
そう考えたら投げ釣りは本当にいつも夢がいっぱいです。楽しいですよ!
片岡 ホンマホンマ。最高!投げ釣り万歳! あっアトミックスライダー万歳!投鬼ですよ。なげおに!
滋賀投友会が推薦します。「アトミックスライダー投鬼プレミアムバージョン」
西岡 まあ、釣具店に行ったらたくさんの糸が販売されているけど、久しぶりに「自分の釣りに合った糸」に出会えたなと思います。
片岡 西岡さんってお世辞とか気を遣って「この糸エエよ」とか言う人違いますもんね(笑)
使ってみて気に入らなかったらすぐに「アカン!」って言うからね。
司会 そんな西岡さんが絶賛していただいたので大変勇気づけられました。(笑)
片岡 確かに強いわ。ホンマに強い。
西岡 しかし、メーカーとか所属クラブの枠を超えて全国の大物投げ釣り師がテストした投げ専用の道糸も珍しいのでは?
普通はメーカーが自社の契約テスターとかにテストさせて開発するでしょ。
「アトミックスライダー投」は投げ釣りが好きな人間が純粋に「大物を釣り上げたい」という気持ちの下で団結してみんなで造りあげたもんね。
司会 私の知り合いに磯からのグレ釣りが好きな方がいまして、試しにアトミックスライダー投の2号を「一回サビキ釣りにでも使ってください」って渡したのですが、後日連絡がありまして、なんでも南紀の磯で使ったらしいのですが、なんと外道に海ガメが針がかりしたそうです。
大格闘したらしいですがラインが強くて切れなかくて・・・竿が折れそうになったのでやむなくハサミで切ったと。
ラインさばきも良いし沈み具合も適度なので「上物釣りにも十分に使えますよ!」と!
片岡 へえーっ。磯釣りにも使えるのですか。しかし、海ガメはよく引きますよ(笑)

最高!投げ釣り万歳! あっアトミックスライダー万歳!投鬼ですよ。なげおに!滋賀投友会が推薦します。「アトミックスライダー投鬼プレミアムバージョン」

話者 コメント
司会 片岡さんには「アトミックスライダー投」に滋賀投友会のフレーズである「投鬼」の称号をいただきました。
それでオレンジカラーは「投鬼プレミアムバージョン」と名付けさせていただきました。
プレミアムは最高品質の事です。ようやく追い求めた超大物との千載一遇の出会いを確実にモノにするためには品質にこだわる必要ががあり、ハリス部分に使用する最高品質のナイロンだけを厳選して生産しています。
知名度ゼロのフィッシングショップ「爆釣夢追人」の製品なのに値段がそこそこ張るのはこのような理由です。
西岡 そうそう、「アトミックスライダー」って誰が名付けたのですか?一回聞きたかったのです。
司会 当店店主が日頃から何かと相談している兵庫県尼崎市にあるお寺の住職さんが名付けてくださいました。
今度ネットで釣具を販売すると商品のコンセプトとイメージキャラクター的存在のお二人のイメージを伝えたところ、仏像と対座され静かに目を閉じてしばらく瞑想された住職さんの脳裏で閃いた名称が「アトミックスライダー」でした。
片岡 へえーっ なんか「神がかり」的な誕生ですね!でも「神がかりの糸」にプラス「投鬼」ですよ。
これは天下無敵の道糸ですよ!
西岡 なんか背筋が寒くなってきたな・・・・私、ものすごい怖がりなんですよ。片岡君よく知っているやろ?
片岡 当分の間、一人で夜釣りはできませんね(笑)
司会 西岡さん、片岡さん、今日はお忙しい中、ありがとうございました。

「アトミックスライダー投」は投げ釣りが好きな人間が純粋に「大物を釣り上げたい」という気持ちの下で団結してみんなで造りあげたもんね。

西岡さん、片岡さん、今日はお忙しい中、ありがとうございました。

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